「自分と向き合う」

やりたい事は沢山あるのに、なかなか出来ない自分。
失敗したら、すぐあきらめてしまう自分。
出来ない事を、環境やまわりの人のせいにしている自分。

悩んでばかりいる自分がいた。

そんな時、書家榊莫山先生(故人)に偶然出会った。

「先生にとって書とは一体なんですか」という私の愚問に

「人は社会生活を営むにあたって様々な制約の中で生きている。 だからこそ私は、白い紙の上では何人の制約も受けず、自分に 正直に自由でありたいと思っている。すなわち私にとって、 書とは、自己を解放する為の道具である。」という丁寧な教えを頂いた。

「自己を解放する」その言葉が頭を離れなかった。

やってみたが、思うように書けなかった。
右手が中途半端に小学生の頃に習った形を覚えていた。

知らぬうちに、形にはまっている自分に気がついた。


俵道場 晴心流師範